たとえ成り行きは愉快でなくとも。

 だからこそ、大きな買い物をまとめてするときは愉しみたい。でなきゃ余計に凹むわ。

 この前の土曜日のカオスのあと、各方面に頭を下げて何とか予算を工面し、午後からヨドバシAkibaへ。

 とりあえず何よりも必要なのはブルーレイレコーダーです。

 既に習慣化しているテレビ番組の録画、ムーブしなかったものを失うのはまだ仕方ないとしても、このままほったらかしておくと間違いなくストレスが溜まる。ずーっとパソコンの地デジチューナーに悩まされ、いずれ専用機に乗り換えよう、と意に決めた時点でいちど各社の仕様を見較べ、既に目をつけていた機種があり、その後継機がいちばん相応しかろうと、店頭では迷うことなく即座に注文。幾つか気になっていた点があったものの、店員の方がスムーズに対応してくださったので、満足のいくお買い物でした。

 そしてもうひとつ、こちらは最後まで悩みました。

 パソコンは起動不能となりましたが、恐らくほとんどのパーツは生きている。中には昨年導入したばかりのものもあり、無駄にするのはあまりに惜しい。この記事もノートパソコンで執筆していますが、はっきり言ってキーが小さすぎ、画面も小さいので肩が凝る。それなら、最小限の構成で、ある程度拡張性のある筐体で安いものを購入し、パーツを移植して、従来の環境に近い――但し地デジやOSなど、不満の多かった部分を排除したものを再構築すればいいのではないか。そう思い、昨日のうちにチェックしていた筐体があったので、ブルーレイレコーダーの支払と発送手続を済ませたのち、すぐにお目当てのものを探しに行ったのですが。

 思った以上に、小さい。

 ネットで仕様を確認したときにはもう少し余裕があるように感じたのですが、実際に観ると筐体自体が小さく、スロットの空きスペースも乏しい。それどころか拡張スロットはすべてハーフサイズ。これだと、私が新たに導入したカードの一部は何とかなるとしても、パソコンにはじめから挿されているカードは間違いなく移せない。

 でもまあ、最悪、昨年買ったばかりのグラフィック・ボードは移せるし、あとは我慢できるしなー……などと考えながらうろついていると、あった。ミニタワーで最小構成、しかし拡張性もあり、かつ価格的にも予定していたものと1万円上乗せで、ギリギリ予算の範囲内のマシンが。

 ただ、新たに見つけたものは、価格的なこともさりながら、最近にしては珍しくWindows7の32bit版を搭載しているのが引っ掛かった。というのも、昨晩の新年会で某氏から「64bit
早いですよー」と薦められていたのです――スペックは二の次でも、早い方がいいよなあ。

 が、よくよく考えると、私は64bit対応のソフトをあまり持っていない。それどころか、仕事の関係でゲームを遊ぶ必要が生じることもあるのですが、この業界では64bitに対応していないところも多い。パソコン売り場でも店員の方が意見をくださったこともあり、結局少し懐を痛めてでも、予定していなかった34bitのミニタワーのほうに変更しました。ブルーレイレコーダーを買った際に発生していたポイントも使えたしね!

 随分と長く悩んでいて、店を出たのは到着から2時間半後。ヨドバシAkiba前のロータリーにある駐輪場で、初めて料金を支払いました。

 製品の到着はいずれも明日の午後。間違いなくかなり遅くまでセッティングに忙殺されるので、今夜中に作業を進めておかねば――あーでもノートパソコンの小っちゃいキーで文章打つのしんどいぃ。なまじ明日には改善されるのが解っているから余計にしんどいぃ。

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