本当は、3月12日に観るはずでした。

 相変わらず多忙……と言いつつ、ようやくペースが掴めてきたので、そろそろ心残りを片付けておこうと、朝からお出かけ。当初この作品は西新井で観るつもりでいましたが、午前十時の映画祭《青の50本》の上映が来週いっぱいまで中断されている都合で、六本木通いの口実を失くしていたため、運動も兼ねて六本木での鑑賞に変更。その代わり次は西新井に行くのだ。

 作品は、コーエン兄弟が『勇気ある追跡』を原作小説に忠実にリメイク、アカデミー賞では受賞こそ逃したものの10部門にノミネートされる快挙を成し遂げた西部劇トゥルー・グリット』(Paramount Pictures Japan配給)

 実はこれ、当初は3月12日に鑑賞できるはずでした。が、ご存知の通り、前日の震災の影響で試写会が中止されてしまい、公開以降もタイミングが合わずにずーっと観逃していたのです。この試写会では鑑賞後に、Twitterを利用している友人知人にプレゼントして公開後に観てもらい感想を呟いてもらう、という趣旨で鑑賞券が貰えることになっており、先日、その鑑賞券だけ主催者からご提供いただいたのです。私は通常、某協会の会員証で有効になる割引にて1000円で鑑賞しているのですが、諸々あって年会費の支払いが遅れ、まだ会員証が届いていない。そんなわけで、折角だから、と頂戴した鑑賞券を利用した次第。

 内容は噂通り、コーエン兄弟としては意外なほど親しみやすい西部劇。らしさは残っているのですが、全体では正統派の冒険映画として楽しめる、彼らの作品としては薦めやすい1本。個人的には『バーバー』や『ノーカントリー』のほうが好みではありますが、間違いなく傑作です。

 鑑賞後は毎度の如くうどん屋に立ち寄って昼食、そのあとは銀座界隈にて、ポスターを確認してきたり、ジェット・リーがノーギャラ、ノーアクションで出演した『海洋天堂』のチラシを頂戴したりしてきてから帰宅。もっとミニシアター系統も観たいのですが、今年は午前十時の映画祭メインで鑑賞している都合上、週2本はこれで埋められてしまうため、なかなかタイミングが掴めないのです……頑張ろう。

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