作業が大詰めにつき、平日の鑑賞は午前十時の映画祭のみにしよう、と思っていたのですが、どーしても観ておきたかった作品が、観に行くつもりだったユナイテッド・シネマ豊洲での上映が今週いっぱいと気づき、急遽午後からお出かけ。
ちょこっとだけ早めに現地入りして、まずは同じららぽーとの建物の対角あたりにある紀伊國屋書店へ。このところ自由になるお金はほとんど映画に使い、本を買うのを控えていたのですが、あまりに買いたい本が溜まりすぎて、とうとう切れました。それでも買うものをリストアップして、なるべく想定の予算内に収めようという努力は予めしてましたけど。
しかし、ここの紀伊国屋はさほど頻繁に利用していないせいで、どこの棚に何があるのかいまひとつ解らない。うろついているうちに上映開始の時刻が迫ってきたので、見つけたものをお店の方に預けると共に、場所の解りにくそうな書籍のタイトルを3つ挙げて、捜してもらうようお願いして劇場へ。
急遽鑑賞した今日の作品は、話題を博した異色のサスペンス『13/ザメッティ』を監督自らがハリウッドにてリメイクした『ロシアン・ルーレット』(Presidio配給)。
オリジナルはけっこう印象深かっただけに、同じ監督の手によるとはいえハリウッドでのリメイク、しかも味のあったモノクロを捨ててカラーにした、という点に不安を覚えつつも、贔屓のジェイソン・ステイサム出演なので何としても押さえたかった作品です。
出来映えのほうは、想像以上でした。カラーにしている、という不利はなく、映像のスタイリッシュさは保持しながらも、突き放したような語り口と渇いた緊張感は健在。大物を登場させたことでエピソードも幾分入り乱れましたが、そのお陰でいっそう先読みが難しくなり、同時にストーリーとして補強もしている。不安を抱く必要はなく、的確なリメイクでした。……ただそれ故に、誰が観ても愉しい、とはとうてい言えないのが辛いところですが。
鑑賞後、ふたたび書店に赴いて本探し。最初にお願いしなかった本を探し、なおも見つからなかったものを訊ねよう、としたところ、受けた店員の方が頼んだ本を探すことから手間取っていたので、雨が降りそうな気配もあったためにとりあえず見つかったものだけ購入して、大急ぎで帰宅。結果としてさほど降られはしなかったのですが、それ以前に往路からずっと汗だくで、いまさら雨が降ろうとどーでもいいぐらいずぶ濡れだったのですけど。
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