アクションなしのジェット・リー。

 相変わらず大詰めのまっただ中ですが、今日封切りのこれは今年に入って特に楽しみにしていた1本だったため、どーしても先送りにする、という気になれず、帰ってから頑張る! と自らに誓ってお出かけ。

 訪れたのは、9ヶ月ぶりぐらいのシネスイッチ銀座。鑑賞したのは、ジェット・リーが1年に及ぶボランティア活動のための休業から復帰したあと、最初にノーギャラ、アクションなしで出演したドラマ海洋天堂』(Crest International配給)

 予告篇から推測出来るとおりの内容、なのですが、自閉症の人の描写、その家族の心情や境遇にとても説得力がある。ドラマティックな展開などあまりない代わりに、本当に表情が自然で、少しでもこういう人々の実情を知っていると、胸を打たれます。意識的にドラマや描写の掘り下げをしていないので、手際が悪い、練り込みが浅い、と感じられるかも知れませんが、むしろそういう派手さとは無縁の、ごく当たり前の親子像を描き出そうとしたのが本篇で、そこにこそ良さがあるのだと思います。アクションをしていなくても、いい具合に肩の力を抜き、魅力的な笑顔を随所で見せるジェット・リーも印象的。期待通り、いい作品でした。

 鑑賞後、昼食はラーメンを選択。当初はつけ麺を食べるつもりだったのですが、行くつもりだった店舗は既にけっこうな行列が出来ており、比較的座りやすそうだった系列店で食べることに。但しこっちは熱い味噌ラーメン専門なので、この猛暑の中、汗だくになりながら麺を啜っておりました……いや、そういうのも好きなんですけど、すっかりつけ麺を食べるつもりになっていたので、余計に暑さが応えました……。

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