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- パット・メセニー『ホワッツ・イット・オール・アバウト』(Nonesuch Records／WARNER MUSIC JAPAN／CD) [amazon]
先月今月と買うCDがやけに多いのです。レンタルで済ませてもいいかなー、というものは最近借りているのですが、昔からファンだったり、何年振りのリリース、というのが多い。どうして固まるかなー。
そんななかの１枚、本日発売のこちらは、『ワン・クワイエット・ナイト』以来となるメセニーのギター１本によるアルバム。独自に生み出したピカソ・ギターや普通の弦を用いたフォーク・ギターを用いている曲もありますが、ほとんどは『ワン・クワイエット・ナイト』と同様にバリトン・ギター、しかもパットとしては珍しい、すべてカヴァー曲で構成されてます。
しかしたとえギター１本でも有り体なアレンジにはしないメセニーのこと、見出しに引用した冒頭のこれはまだサイモン＆ガーファンクルのオリジナルの雰囲気を感じさせますが、あのボサノヴァ調の演奏でお馴染みの『イバネマの娘』なんか、旋律をよ〜く聴かないと解らないくらいに変えられている。その辺の工夫の激しさを汲み取ると頭のなかが沸騰しそうですが、ただただ流しておいて心地好い、というのはいつも通り。今回も堪能いたします――次のアレが届くまでは。
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