レンタルDVD鑑賞日記その212。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ44』(BROADWAY[発売])

 観たのは一昨日だったんですが、感想を書く気になりませんでした。ライヴの当日券確保に挑んで消耗していたせいもありますが……危惧したとおりの尻すぼみだったために。

 いや、危惧していた以上と言ってもいい。何でしょうこのグダグダ感。確かに“追跡録”としては完結しているのかも知れませんが、本当にそれでいいのかあなた達は。背後で何が起きていたのか、もっと検証すべきなのではないか。ていうかもっとちゃんと喋らないといけない人がいるだろぉ?!

 個別のネタも、自動追尾式カメラの奇妙な挙動や出る位置が異様な代物など、現象としては興味が湧くのですが、だからこそ掘り下げてみるべきなのにさらっと流していて引っ掛かるところがない。今年の連作を境に、このまま新体制に移行するのだとしたら、正直今後はいっそう期待出来なくなりそうな……まあ、観ることは観ますが。

 近くのレンタル店で準新作に移り、貸出期間が延びたのを見計らって借りてきました。好評につき2度目の映像版です。

 昨年のDVDに気づかずに収録していた怪奇映像と、前作と同じスタジオで起きた怪奇現象ぐらいが突出していて、あとは淡々とした印象です。正直、ほとんどの人は“怖い”と感じないと思います。しかし、北野誠氏はこの類の場所やモノへの対し方がしっかりしているので、オカルト愛好家はあまり苛立ちを覚えずに観られる、それ自体が貴重。くだんのスタジオで行われた怪談会もエピソードがなかなか粒揃いで、私は『ほん呪44』よりこっちのほうをずっと評価します。

 今年ももう1本発売しているのですが、そちらはまだ新譜……どうしようかしら。

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