日曜日、フリーパス最終日に3本立てにするはずが、大成龍祭2011の上映が大幅にずれ込んだために観られなかった作品を、今日押さえてくることにしました――先週始まったばかりなので、まだ2週間ぐらいは上映しているはずですが、日曜日時点で観る気満々になっていたので、どうにも悶々とした気分だったのです。
場所は有楽町のTOHOシネマズ日劇なので、自転車で充分に行ける距離。毎週火曜日の恒例であるペットボトル潰しの作業を早めに済ませ、夕食もいつもより早めに摂って……と予定を組んでいたのに、夕方に大雨が降り、直後のニュースで「3時間ぐらい断続的に俄雨が降る」と言いだしたので、やむなく電車にて移動。道中、雨が降る気配はなかったのですが、さほど遠くないとはいえ自転車に乗っているあいだに降られるのがいちばん困るのです。
当初の予定から2日遅れでやっと鑑賞したのは、『不都合な真実』のスタッフによるドキュメンタリー新作、拡散する核兵器の脅威を描いた『カウントダウンZERO』(Paramount Japan配給)。
……なんかこの数年、長篇ドキュメンタリー映画のレベルが上がっている気がします。昔はテーマと内容はともかく、観ていて飽きる、というものが多かったのですが、最近はあまり退屈しない。まあ本篇の場合はそもそも話題が世界中に及び、そしてどう考えても他人事でない怖さがあるので、厭でも惹きつけられてしまうのですが。なぜ各国が核兵器開発に躍起になったのか、それがなぜ廃絶論にシフトしていったのか、非常に解りやすく綴っている。テーマを逸らしていない、という点で間違いなく好篇です。……しかしまあ、いちど上映を延期したその気持ちも解る気がする。
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