朝から不調でした――原因の一部は解っている。今日までに作業を一区切りさせて心置きなく封切り作品を鑑賞しよう、と頑張った結果、就寝は午前4時過ぎ、しかも妙に寝付けず6時頃には目が醒めてしまうという状態に。久々に胃の様子もおかしいしまたぞろ足が痛いし――で、外出自体を躊躇するレベルだったのですが、今日の作品はどうしても初日に観たい、そして既にチケットは確保済、ということもあって意地でお出かけ。
赴いたのは有楽町のTOHOシネマズ日劇、鑑賞したのは、スウェーデン発のベストセラー3部作の第1作を、デヴィッド・フィンチャー監督がハリウッドにて再映画化した『ドラゴン・タトゥーの女』(Sony Pictures Entertainment配給)。わざわざ原作もきっちり読み終えてありましたし、遅れても絶対に観る1本ではありましたが、とにかく楽しみだったので頑張って出かけました。
観ているあいだも足に不安がありましたし胃はシクシク痛みを訴えていたものの、そういうものを吹き飛ばす極上のミステリっぷり。圧縮と省略は当然行われていますが非常に妥当で、終盤で明かされる事実にちょっと変更があるものの、決して原作から逸脱していないので問題なし。何より、実質的なタイトルロールであるリスベットの危険な魅力がきっちり描かれている。申し分のない出来映えでした。
しかし観終わると胃の具合はますますおかしくなっている。当初は2、3箇所ほど寄り道するつもりでいましたが、昼食のみに絞ることに――胃の調子がおかしくても、食べないと辛いですし、食べものを入れた方が落ち着くこともあるし。
実は本日、この地区では初めて有料の駐輪場を利用しました。先日、新聞にて銀座界隈に放置自転車が増えている、といった旨の記事を掲載していて、そのなかで銀座三越が地下に駐輪場を設けた、ということに触れていたので、いちど駐めてみよう、と思っていたのです。
で、訪れてみて解ったのは――これはちょっと使いづらい。三越なので銀座のど真ん中、とも言えますが、中央通りの真裏、銀座シネパトスに面したところに出入口があって、一見しただけでは駐輪場の存在が解らない。中に入るにはエレベーターを利用するしかない、というのもちょっと引っかかりますし、入ってみると手狭で、ストッカーの台数もあまり多くなく、現在は知名度が低いためにだいぶ余裕があるものの、もし浸透したらあっさり埋まるのではないか、という印象。
真面目に駐輪場を使いたい、というひとに使いづらく、あっても注意されなければ使わない、というひとにはさらに敬遠されそうなシステムなので、これは作った側の自己満足の感が強い。この程度では違法駐輪は減らないでしょう。私の場合、ふだん訪れている映画館のほとんどと遠い、ということもあるので、出来れば利用したいところですが、心身共に余裕がなければ避けてしまうかも。実際、はじめから試すつもりでいなければ、今日は使わなかったかも知れない。
映画を観たあと、痛む足を鞭打ってどうにか駐輪場から自転車を出すと、日比谷の帝劇ビルへ。ここの地下にある丸亀製麺で、いちど食べてみたかったのです。
いつもなら大を注文しますが、胃の具合が思わしくないので並の釜玉うどんときす天を試してみた。……悪くはない、が、ごんぶとの釜玉風うどんとそんなに大差がないのはどうしたらいいのか。安いので日比谷界隈にて映画を観たあとに利用する店にするには都合が良さそうですが、正直そんなには惹かれない。
帰宅後は風邪薬を服用してひたすら眠りこける。目醒めたあとには足の痛みも胃の痛みもだいぶ和らぎましたが、しかし依然としてぼーっとしているうえ、午前中に届いていた一太郎最新ヴァージョンの環境設定などにも時間を割かれ、感想を書き上げるところまで届かず……もう今日は無理をしないで早めに休みます。
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