レンタルDVD鑑賞日記その266。

『ほんとにあった！怖い心霊スポット３最期の霊戦?!』(CREATIVE AXA)

　１作目を鑑賞したとき、あまりにも詰まらなくて、切り捨ててしまったのですが、昨日やけに気分が乗らずやさぐれていたところに、この３作目をオススメされたので、映画鑑賞の帰りに借りてきて、昼間作業の傍ら鑑賞しておりました。

　……ああ、これは確かに、ちょっと面白い。前半はダラダラしすぎ、わざとらしさがあるんですが、だんだんと出演者が本気で怖がり始めるのが観ていて愉しい――怪奇現象などいちおうは記録されていますが、そのクオリティなどよりも、出演者の本気っぽい反応が見所なのです。特に終盤の、いっそメタ・フィクションめいた締め括りなんかは大変に興味深いところでありました。どこまで本気か、本当なのか解りませんが、あの終盤でのディレクターの反応、とてもよく気持ちが解ります。

　本当に怖い映像を観たい、という欲求には応えてくれませんが、ある意味怪奇ドキュメンタリーものの極北と言えるかも知れません。そして、妙に和んでしまったのも確かだ。