第2回午前十時の映画祭が終わってからというもの、うどん屋に立ち寄るために何かと理由をつけてTOHOシネマズ六本木ヒルズに赴いていましたが、ここに来て「観るものがない」という事態に発展しております――貪るように観すぎたらしい。今週はいちおう、前々から訪問予定があったのですが時間帯は夕方以降、店はやっていますが生活習慣の都合から夜はあまり立ち寄らない。が、チケットを発券する都合があるので、それにかこつけて、ついでにTOHOシネマズではなく、シネマート六本木で1本観てくることにしました。
先に六本木ヒルズにてチケットを確保してきてから、シネマートへ。ここは試写会などで立ち寄ることが多く、結果として夜に訪れるケースがほとんどです。そのせいで、午前中の雰囲気にちょっと違和感……人気が少ない。25日はシネマートデイと称して1000円均一で鑑賞出来る日なのですが、どうやら午前中に観に来るのはそんなに多くないらしい。
鑑賞したのは、チャン・ドンゴンのハリウッド進出作、東洋の暗殺者が海を渡った先で出逢った人々を守るためにふたたび刀を握るさまをスタイリッシュに描き出したファンタジー的西部劇『決闘の大地で』(日活配給)。
先月ここで鑑賞したときに予告篇を観て、似非西部劇っぽいヴィジュアルと派手なアクションに妙に興味を惹かれていたのです。観るかどうかは別、でしたが。
西部劇meets子連れ狼・マトリックス風味、という感じ……で、そこから突出したところはなく、概ね想像通り。作り込んだヴィジュアルや、様式美と言ってもいい構造はけっこう好きなんですが、それだけとも言えるので、積極的にはお薦めしづらい。でも悪くはないと思う。
鑑賞後はうどん屋に立ち寄り、満足してまっすぐ帰宅……伊東屋に寄り道をして、ボールペンのリフィルを買ってくるつもりだったのですが、店の前に妙に物々しい車が駐まっていたので、今日は避けました。車の横に、スーツに白手袋の男性が立って待ってるんだもの。
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