午前中はカバー掛けをしたり食事をしたりしながら、そして夕方以降は感想書きを、配送を待ちつつダラダラとしたペースで進めながら、立て続けに3枚鑑賞しました。……正直、こんな結果になるとは予想もせず。
- 『醒拳』(TWIN[発売]/Paramount Japan[販売])
ジャッキー・チェン作品渉猟のなかで個人的には最大の壁だった1本をとうとう鑑賞。色々と曰くのある作品で、出来映えが悪いのは百も承知してましたが……予想以上にひどかった。ロー・ウェイ製作総指揮による最後のジャッキー作品にあたりますが、どうしてこのふたりが袂を分かったのか、非常に納得のいく作品。そういう意味では参考にはなるんですが、よほどのファン以外観る必要のない、まさに珍品です。詳しい感想は……かなり書き上がっていたんですが、仕上げまで辿り着かなかったので、明日付に回します。
- 『実録!呪いの動画』(CHANCE iN[発売]/Victor Entertainment[販売])
初めて鑑賞するシリーズ。携帯サイトから派生したシリーズの3作目、ということらしいですが、動画主体なのはこれだけのようなので、ここからいきなり借りてみました。
……映像の内容がいまひとつなのはまだ許そう。しかし、すべての映像について「これは地縛霊で……」とか「浮遊霊がたまたま映っただけで……」と決めつけて説明してしまっているのにものすごーくげんなり。余計なことを言わずとも、映像だけで充分なのに、説得力のない言葉を添えなくても。集めた映像の質もさほど高くないので、このタイトルで第2弾が出たとしても、私は借りるのを躊躇うと思う。
- 『封印映像7 練炭自殺の女』(At entertainment)
そしてトドメは、久々にリリースされたシリーズ7本目。前巻で児玉和土氏が離脱したようで、継続するのかよく解らなかったのですが、いつの間にか発売されていたのに気づき借りてみた。
……色々と批判的なことも書きましたが、児玉・岩澤演出はよく出来ていた。レベルダウンが著しい。っていうか、これは訳あって封印された映像を集めたものではなく、まるっきり『ほん呪』の亜流でしかない。それ以前にもっと根本的な問題もあるんですが、そこはせめてもの情けで指摘せずにおきます。とにかく、完成度はぐっと落ちました。
巻末に収録された次巻予告によると、いま指摘したような問題点に引っかからないネタもあるようなので、とりあえずもう1巻は観てみますが、全体の出来が悪いままなら、これも見限ることになりそうな……。
というわけで、ノートパソコンの到着で若干はしゃいでいたためにさほど気にはなりませんでしたが、立て続けに鑑賞した3本ぜんぶ、出来映えはいまいちでした。私にとってはそのダメさも愉しめるタイプの作品だったのが不幸中の幸い。
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