レンタルDVD鑑賞日記その280。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオVer.X:2』(BROADWAY[発売])

『ほん呪』復習、シリーズ特別篇第2巻です。前巻で扱っていた砂嵐映像の続き、なんですが、正直全体的なトーンはちょっと退屈。観終わって、別々の映像がリンクしていたような気がする不気味さは秀逸なんですが、それにしてもちょっと過程がモタモタしすぎている。

『ワン・チャイ』シリーズ番外篇、幼少時代のウォン・フェイホンを描いた作品……と言い条、実際にはドニー・イェン演じる父ケイインが主人公。汚職がはびこる浙江省を舞台に、義賊“鉄猿”を巡る戦いを描いています。

 シリーズ独特の雰囲気は受け継いでいる……のですが、ほとんどの行動に筋が通っていなくてすごーく違和感。香港映画の持ち味はそういう大らかさにある、とはいえ、これはやり過ぎだと思う。肝心のアクションも、序盤は早回しやワイヤーの加工が目立ちすぎるし、手際が悪くていまいち華麗さを感じられない。クライマックスは見応えがありますし、悪人があまりに極悪非道なので終盤にカタルシスはありますが、なーんか釈然としないのでありました。

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