今日は映画館まで出かけようかと思ってましたが、借りっぱなしになっていたこちらを優先。またしてもドニー・イェン主演作です。明朝に存在した特殊組織・錦衣衛を題材とする武侠アクション。勅命のはずが裏切りに遭い逃亡者となった錦衣衛の長・青龍が、己の尊厳のために反撃に出る。
『イップ・マン』シリーズや『SPL』のような肉体派のアクションではなく、ワイヤーワークを軸とした幻想的なアクションで構成された作品。なので、ドニーの激しい体技を愉しみにしていると拍子抜けでしょうが、武侠ものとしてはかなりの完成度です……っていうか、私には武侠映画の様式による西部劇のようにも見えました。使命を帯びた男の逃亡と反撃とか、馬を中心にした移動とか、飛び道具の使い方とか、国境間際での攻防とか。何にしても、やっぱりドニー出演作の平均点の高さは相変わらず。
……しかし、調子に乗って貪るように観てしまったせいで、入手可能なドニー出演作がそろそろ数少なくなってきました。少しペース落とそうかしら。
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