レンタルDVD鑑賞日記その298。

 1987年製作のスリラー。売れない映画女優が巻き込まれた悪夢を描く作品。

 リクエストを経て復刻されたそうで、地味ながら確かにムードのある秀作です。ただ個人的には、犯行の携わる人々の杜撰さが気になって、どうも消化不良の感があります。公になる危険が少ない犯罪ながら、それでももうちょっと目撃者に気を配れよ、と思うんですが……。ただそれでも、緊迫感のある表現、細かなモチーフの扱い、そして終盤の趣向など、スリラー故の表現が効いていて、DVD化が望まれたのも納得。

 ……しかし、夏なのになんで昨日から雪景色ばかり観てるんでしょうね私。

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