3度目の正直。

 先週の土曜日、そして一昨日と、2度も空振りをしてしまった某作品。なんか、私に見せまいとする力でも働いてんのか、と思わなくもないのですが、どーしても観ておきたい。それも出来れば今日ぐらいまでに。鑑賞するつもりでいるユナイテッド・シネマ豊洲では1日の上映が4回、夜遅くなるとあとの作業に影響するので、私にとって都合のいい上映時間は15時15分からの回しかない。早めに昼食を摂り仮眠を取り、大急ぎで劇場に赴き、よーやく無事に鑑賞いたしました。

 作品は、『タイタンズを忘れない』のボアズ・イェーキン監督がジェイソン・ステイサムを主演に招き、失意のなかにいる男が、秘密を抱えて追われる身となった少女を救うために壮絶な戦いを繰り広げるSAFE/セイフ』(Broadmedia Studios×Pony Canyon配給)ジェイソン・ステイサム作品を観逃すわけにはいきませんし、ほとんどの作品をかけてくれる以上、鑑賞するのはユナイテッド・シネマ豊洲でなくてはいけないのです、私にとっては。

 広告の惹句どおり、これはジェイソン・ステイサムのキャリア最高の1本かも知れません。もともと独立系で活躍してきた監督なだけに、ジャンル映画としてのストーリーを踏まえつつも、人物像に奥行きがある。アクションの迫力と、映画ならではの編集、構成がうまく溶けあって、爽快だけど渋味が感じられます。意味深な描写をわざと残していたり、観客の側で解釈しなければならないポイントが多いので、シンプルな作品を好む人には不満かも知れませんが、私はこれは高く買います。素晴らしい。

 ご存知の通り、明日からまた別のステイサム作品が公開されます。こちらはTOHOシネマズでも上映される予定なのですが、こんなに律儀に全作品かけてくれると、こちらとしても報いたくなる。それ故、あれも豊洲で鑑賞するつもり、なのですが……明日はスケジュール的に辛いので、少しだけ先送りします。すぐには終わらないでしょうけれど、最悪でも再来週までには観るぞ。

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