日中、あれこれと動き回って疲労困憊なのですが、どーしてもこれは初日に観ておきたい、と思い、夕方から自転車にてお出かけ。
赴いたTOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞したのは、ツイ・ハーク監督×ジェット・リー主演久々のコラボレーションによる、3D方式による武侠映画『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝(3D)』(Showgate配給)。複数の人間の思惑が絡んで繰り広げられる戦いぶりは、さすがに香港のスピルバーグと呼ばれたひとだけのことはあります。しかも、3Dの醍醐味が味わえる構成や、奇想天外な映像を意識的に用意しているのが快い。登場人物の行動にあちこち筋が通っていないのが気になるのですが、しかし波乱に富んでいて退屈しません。疲労困憊でも眠気を覚える暇さえなかった。
この作品、西新井でもかかっていて、もし他に理由がなければそちらで鑑賞したと思うのですが、あえて六本木で鑑賞したのは、3Dメガネが新しくなった、という話を聞いたためです。これまで配布していた3Dメガネは、通常のメガネ使用者は非常に使いづらく、そういう客のためにクリップオンタイプのものを別途販売していた。しかし今度の新しいタイプは、眼鏡の上から装着できるようになったらしい。TOHOシネマズ独自というこの3Dメガネがどんなものか、いっかい試してみたかったのです。
使い心地は、抜群にいい。従来の3Dメガネより位置が前になる構造で、ちょっと嵩張る感がありますが、しかし焦点のブレもなく非常に快適。なんでいままでこれにしなかったのか、と思うくらい。話を聞くと、他のTOHOシネマズで採用しているmasterimageおよびSonyのどちらでも使用可能だそうなので、TOHOシネマズメインで利用するならこれ1本あれば済む、ということに。如何せん、普通の眼鏡も覆う構造のため、どーしてもサイズが大きくなってしまうのが難ですが、鑑賞するうえでのストレスは少ない。
なおこのメガネ、TOHOシネマズにて配布された普通の耳にかけるタイプの3Dメガネを持っていけば交換のうえ、通常の3D料金より100円引きしてくれます。クリップオンを利用していた場合は、購入した製品ということもあるのでしょう、交換ではなく提供してもらえます。
……が、この辺のことはホームページなどには詳しく告知されておらず、話を聞かないと解らない、どころかどうもTOHOシネマズの従業員も大して把握していない模様。せっかくサービスを改善しても、浸透してなきゃ意味がないのにねえ。
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