レンタルDVD鑑賞日記その410。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ57』(BROADWAY[発売])

 月額レンタルでもウェイト設定にしておけば何とかなるかなー、と思っていたら、なかなか出荷する気配がなかったので、久しぶりに店舗で借りてきました。6月に発売された、今年度の連作第1弾。コインランドリーでのトラブルを記録した映像に映り込んだ怪異“からみつく”、結婚式のメッセージ映像に紛れ込んだ不可解なノイズの話が波及していく、今年の大作“邪心 前編”ほか。

 完全にシリーズの演出は菊池宣秀氏にバトンタッチしたようですが、やっぱり基本スタイルは児玉和土氏の完成させたものに従っているので、トーンは安定。ただ、それでも児玉演出や、終盤で目覚ましく成長した岩澤宏樹演出のものに比べるとどうにも低調に思えます。今回は初めての長尺のエピソードが登場してますが、取材の運びは堅実でいいんですが、どうも大きな盛り上がりに欠く印象。あの現象にいったいどんな背景があるのか、という興味はあるので、とりあえず評価は続きを待ちますが。

 ……と、辛めには書くものの、やっぱり同傾向の怪奇ドキュメンタリーより完成度が高いのは相変わらずなんだよな。どうしてこんなに差がつくのか不思議だ。

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