自転車に乗って六本木。

　おととい手許にやって来た自転車の慣らしを兼ねて、今日は久しぶりの遠出です。目的地は、TOHOシネマズ六本木ヒルズ……日本橋の劇場が出来て以来ほんとに縁遠くなっていて、今度も１ヶ月ぶりの訪問。ヒルズの劇場はともかく、行きつけのうどん屋になかなか足を運べないので、今日はそれも目的のひとつだったりします。

　台風一過でにわかに真夏の陽気になることが予想されたので、前日のうちに経口補水液に近い成分に調整したお水で麦茶を入れておいて、道中こまめに水分補給。砂糖と塩を適量混ぜただけで、移動中あれほど汗を掻いたにも拘わらず、多少は楽に感じます。

　自転車のほうですが、やっぱり立ち漕ぎに不安があるのと、サドルが固くて痛いことを除けばかなり快適。ペダルと後輪の双方にギアがあるシステムで、ギアチェンジの操作にちょっと癖があるため、試し試し走っていましたから、たぶんいつもより時間がかかるだろうな、と思いきや、現地に着いて計測アプリを確かめると、そんなに時間がかかってない。前の自転車でチンタラ走った場合と比べると、実に10分ぐらいは短縮できてます。色々と試しながらだった、とは言い条、やっぱり直線でのスピードがものをいったらしい。……陽気が穏やかになったら記録更新を目指そう、うん。

　本日鑑賞した作品は、桜坂洋による小説をトム・クルーズ主演によって映画化する、という奇蹟のような新作、宇宙人による侵略に、タイムループの能力を身に付けた兵士が立ち向かうＳＦアクション『オール・ユー・ニード・イズ・キル（３Ｄ・字幕）』(Warner Bros.配給)。日本橋でも上映されてますが、最近は３Ｄ上映を特定の劇場でかける、という売り方が主流になっているようで、字幕版３Ｄでの上映はTOHOシネマズだとこの六本木でだけだったため久々に足を運んだ次第。

　評判が非常にいいので心配はしてませんでしたが、文句なしに面白い。もともと評価の高い小説に基づいているので、展開に破綻はありませんし、タイムループの描写にも凝っている。激しいアクションとアイディアが入り乱れて、に時間近い尺がまったく苦にならない。そこまでなら辛うじて日本映画でも可能でしょうが、これを実写で可能にするのはやはりハリウッドならではでしょう。

　鑑賞後はいつものうどん屋で昼食を満喫し、途中で日本橋に立ち寄りつつ帰宅。ほんとーに久々の自転車による遠出、しかも真夏日ですから、帰宅後はさすがに消耗してしまい仮眠からなかなか起き出せず、夕方以降に考えていた用事がまったくこなせませんでしたが、身体を使ったので心地好い。日本橋だとちょっと近すぎて運動としては物足りないので、やっぱり今後も運動目的で六本木や渋谷に来るか……六本木はなるべくシネマートに狙いを定めるようにして。