今日は新作封切りの日です。見送っている作品をどうにかしてついでに回収出来ないか、色々と、本当に色々と考えた挙句、無理矢理スケジュールを組むことをせず、お目当ての封切り作品に絞ることにしました。
劇場は、今年の私にとっての拠点になってしまったTOHOシネマズ日本橋。久しぶりに日劇で観るか、とも思ったんですが、あそこはスクリーンが大きい代わり、座席の間隔が狭く、またスクリーンまでの距離があるため結局臨場感では後発の劇場と大差ないので、それならいまいちばん安心して観られる日本橋にしとこう、と考えた次第。
鑑賞したのは、ブラッド・ピット主演最新作、第二次大戦末期、1台の戦車に搭乗した5名が300人のドイツ兵と対峙する様を、圧倒的な臨場感で描き出した戦争ドラマ『フューリー』(KADOKAWA配給)。2日前に観た『サボタージュ』と同じデヴィッド・エアー監督作品です……だからあっちを少し急いだんですけどね。
前評判が良かったので、いつも以上の期待を募らせて劇場に足を運びましたが、これは見事。ドラマとしての構成要素はベタなんですが、その厚み、リアリティが秀逸。戦車の実物を導入して撮影したことが、戦闘シーンはもちろんですが、ドラマ部分にも説得力を与えています。ベタとはいえあまりに心を掴まれて、終盤はほとんど震えて観てました。アカデミー賞最有力……かどうかはともかく、そう謳われても不思議のない傑作でした。
鑑賞後は秋葉原でちょこっとだけお買い物をし、自宅近くのお店で昼食を買って帰宅……だいぶあとになって、今日は少し別の店を覗いてみるつもりだったんだ、と思い出しましたがもう手遅れだ。
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