ふだんは月曜日に鑑賞している午前十時の映画祭7、今週は『シン・ゴジラ』を優先してしまったので、2日遅れで観てきました……はなからこのスケジュールは決めてあったために、天気予報で激しい雨を告げていても、出かけざるを得ないのです。今週いっぱいで切替ですし。
電車にて訪れたいつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、先週の第1作から4年後に製作されたシリーズ第2作、未来に飛んで子供の救出を試みたマーティとドクだが、思わぬ事態が起きたために、更なる冒険を余儀なくされる『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(ユニヴァーサル×UIP Japan初公開時配給)。初公開のときはどーしても受け入れられず、以来ずっと拒否してきましたから、これが2度目の鑑賞、とはっきり断言できます。
改めて、当時観なかったのは勿体なかった、と痛感する仕上がり。恐らく続篇を本気で作るつもりはなかった(可能性は考慮していても、具体的な計画はなかった)ということが随所に窺える一方で、だからこそ作り手の創意工夫の豊かさも察せられる。たぶん前作を作っている段階ではなにも考えずにマーティの恋人もデロリアンに乗せてますが、いざ続篇を製作する段になって、そのままでは問題がある、と気づいたのでしょう。しかし、それを逆手に取って、本来禁じられるべきマーティたちと未来の彼らとの接触を話に組み込み、その後の展開の助けにしている。前作の描写に被せて描かれるクライマックスの興奮と楽しさも絶品です。SF的には色々と問題はあるものの、そこをあえて割り切り、押し切っているからこそ生まれ得た傑作。つくづく、なんで公開当時避けてしまったのか。
ちょうど帰るくらいの時刻が土砂降りになる可能性が、という話だったので、覚悟していたのですけれど――むしろ陽が照っている。覚悟を決めていただけに、なんだか物足りない。今日は上映終了時間が昼休み真っ只中で、日本橋界隈の飲食店はほぼ混雑しているのが想像に難くなかったため、まっすぐ帰宅して、買い置きしてあった冷凍のつけ麺で昼食を済ませました。
来週は完結篇です。『PART2』で伏線を確認したので、また次も楽しめそう。
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