金曜日に左の眼底出血が起きたため、土・日と謹慎状態になってましたが、私にとってプログラム切替直後の月曜日は午前十時の映画祭7を観に行く日です。実のところ、今週は木曜日に新しい祝日が挟まったり、諸々スケジュールが詰まっているために、今日を外すと行くタイミングがなくなる危険も考えられる。視界はだいぶ良くなってきたものの、出かけている最中に左眼がまた出血したらどうしよう、という不安もありましたが、やや腐った気分を晴らす意図もこめて、いつも通りに出かけることに。……ただし、金曜日は自転車で移動中に症状が出た、という経緯もあって、ちょっと怖かったので、俄雨程度の危険が予報されているだけでしたが、大事を取って電車で移動してきました。
毎度お馴染みのTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した本日の作品は、いよいよシリーズ完結篇、今度は西部劇の時代を背景として、最後の時間旅行がダイナミックに描かれた『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(ユニヴァーサル×UIP Japan初公開時配給)。これまた私にとっては2度目の鑑賞です。
リアルタイムで観なかったことを後悔する一方で、しかし映画を色々と観てきたあとに触れられたのもひとつの幸運だった気がします。たぶん、クリント・イーストウッドを理解したうえで観たかそうでないか、でちょっと意味合いが違う。前作と併せて作られたために、2作を通すと伏線が緻密なのもさることながら、完結篇に西部劇を選んだことにより、このシリーズ全体で、20世紀の娯楽映画の半分くらいを総括している、と言えるくらい濃密な仕上がりになったことも、本篇の意義のひとつでしょう。SFであり青春映画であり、家族ドラマでもあると同時に、最後には西部劇でもある、と。1作ごとにメッセージを深化させた果てに、ドクが放つ最後の教訓が実に洒落ていて、グッと来ます。しかしそれでもあのラストシーン、というあたりの茶目っ気と空想性も素晴らしい。つくづく、作られるべくして作られた作品であり、残るべくして残った作品なのだ、と改めて実感。たとえ作中で描かれるような未来が来ていなくても嘆くことはありませんよ、ねえ。
映画を観たあとは昼食……しかし今日も、出先で食べるのはやめて、自宅近くのコンビニで買って帰りました。炎天下で待つのも危なっかしい気がしたのです。出血しても仕方ないんですが、せめて帰り道の心配はせずに済んだほうがいい。今週末には楽しみにしているイベントが続きますので、それまでに少しくらい安心して出かけられる程度には落ち着いていて欲しいので、あと数日は出来るだけ自重します。
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