レンタルDVD鑑賞日記その511。

 久々にビデオパスにて借りてみた。鏡を用いた儀式を面白半分に試してみた姉妹に起きた変事を捉えた“降霊術”、深夜の廃病院を訪ねた男性の身に起きた異変“償い”、山中に駐められた車が揺れているのを発見し面白半分で近づいた顛末“カーセックス”など8篇を収録。

 本家だった『闇動画』を突き放して巻数を重ねているこのシリーズ、一時は不自然なところも見受けられてやや低調でしたが、それも解消されてすっかり安定。『ほん呪』の正統派フォロワーのスタイルを維持してます。

 記録された現象そのものは有り体でも、取材パートで補強する、という怪奇ドキュメンタリーの基本ももちろんちゃんと押さえていて、長めのエピソードはいずれも投稿者に対する取材が不気味さを強めている。話の内容は胡散臭くても、その推論が示唆する可能性自体は否定しきれないのがミソです。

『ほん呪』と比べると予算がないのか、取材の自由度が低くもうひとつ掘り下げが甘い印象はあるものの、出来る範囲内でしっかりと仕上げていて、今回も楽しめました。既に続巻もビデオパスでレンタル配信されているので、近いうちに観ます。

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