ユナイテッド・シネマ豊洲は現在、10周年記念のキャンペーン中です。2016年4月から1年間、毎月10日はクラブスパイス会員限定で、映画鑑賞料金が一律1000円になるサーヴィスを行ってました。今日はその最終日なので、せっかくですから何かしら観てこよう、と思い、スケジュールが発表されたあとで観るものを検討しました。数日前に作品を決めて、ネットにて購入。
というわけで本日は午後、上映開始より1時間半ほど早めにららぽーと豊洲へ。買い物をしたりテナントを冷やかしたりして時間を潰したあとで鑑賞した作品は、本年度日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を獲得、公開から4ヶ月を経てまだ上映継続中の『この世界の片隅に』(東京テアトル配給)。まだ観てない作品も色々かかってたんですけど、物色していたらこれをどーしてももういちど観たくなったもので……。
前回観たとき、ひとつ心残りだったのは、劇中にちらっと登場しているというウワサの大塚康生の存在を確認できなかったこと。終戦時、進駐軍のジープをスケッチしていたことから、資料を提供、その縁でご本人を彷彿とさせる人物がちらっと描かれている、という話だったのです。何せ、色々な事件が起きたあと、いちばん物語に没頭しているくだりだったので、そこまで注意が行き届かなかったのがずっと心残りでした。
無事に大塚少年を発見できたのも幸いでしたが、再鑑賞して、改めて緻密に組み立てられた傑作であることを実感。物語の終盤を知っていると、描かれる要素のひとつひとつの意味がより深く感じられて、ぶっちゃけ序盤から目頭がちょっと熱くなるようなくだりがあちこちにある。まさか戦争前の描写からじんわり来るとは思わなかった。再鑑賞でも、あの衝撃のひと幕と、玉音放送の直後の描写はかなり沁みましたけど。2度目の鑑賞でも、いいものはいい。
鑑賞後は、豊洲に来たときの恒例で、ラーメン店にて夕食を摂ってから帰宅。
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