週末は封切り映画の鑑賞をなるべく優先したい……そうしないと観たい作品を逃してしまうのです。というわけで、期待の作品が複数封切られるこの週末は、意地でも1本は観てこなければ、と朝からお出かけ。
訪れたのは先週土曜日に続いてのTOHOシネマズ西新井。鑑賞したのは、M・ナイト・シャマラン監督最新作、23の人格を持つ男に誘拐された3人の女子学生たちが経験する恐怖と衝撃を描いたスリラー『スプリット』(東宝東和配給)。
『ハプニング』あたりから微妙さが増して、『アフター・アース』ではとーとー私でさえ映画館で観逃す、というくらい興味を失くしていたシャマランですが、前作『ヴィジット』で窺わせた復活の兆候をよりはっきりとかたちにした印象。どうしてもワン・アイディアに依存しないと駄目な監督、みたいなイメージが付きまとっていましたが、前作同様、シチュエーションの中で予測しきれない物語展開を重ねることで緊張や恐怖を醸成し、最後まで魅せます。
しかし今回、度胆を抜かれたのはサプライズ部分――サプライズなんだから驚くのは当たり前だろ、とお思いでしょうけど、正直これは読めなかった。しかも、これはシャマラン作品を初期から追っている人間ほど衝撃を受ける類のサプライズなのです。言い換えれば、本篇で初めて接した人はどう思うんだ? という疑問がある、ということでもありますが。とりあえず私はある意味感激しましたし、改めてこの監督の作品を追いかける気になりました……それでも遡って『アフター・アース』を観たい、とはあんまり思わないのですけど。
鑑賞後は、行きつけの蕎麦屋へ。実のところ、先週ここに行くつもりが空振りしてしまったことが、かなりの劇場でかかっている『スプリット』を敢えて西新井で鑑賞した理由だったりする。今日はちゃんと開いてました。しかも、再開以降未だメニューの数は少ないままなのですが、先方から「今日はと
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