15時頃、仮眠から目醒めたとき、やけに外が騒がしい気はしたのです。
轟々と唸る空、やがて迸る雷鳴。この辺までは予報通りに荒れてる、と冷静に構えていたのですが、やがて響く粒の弾ける音が、どう考えても水滴のレベルではないことで、ようやく訝しく思った。
私がいま主に使用している部屋は南のベランダに面していて、この時期は放っておくと陽射しで暑くなるため、基本的に障子を閉めている。起き上がり、障子を開けると、外は文字通りの嵐でした。
激しい風で立ち木は大きくしなり、降りしきる雨と氷塊で風景が白んでいる。この世の終わり、と言われたら一瞬本気にしてしまいそうな有様。
更には、どこからともなく破裂音が聞こえてきた。もしかしてどこかで窓ガラスが割れているかも、と思い至り、急いで家の中を確認してきた。
しかし、とりあえずどこにも被害はない。風を通していた窓もとりあえず閉めて吹き込みを回避し、改めて元の部屋に戻り、ベランダを眺めてみて、愕然とした。
割れていたのはベランダの上にかかる庇の部分でした。
見れば数箇所に無惨な穴が開き、そこから雨が落ちている。ベランダの床に視線を落とすと、ゴルフボール大の雹がゴロゴロと転がってました。そりゃあ割れるよ。雷鳴くらいじゃビビらないうちの猫でも逃げますよ。
雨も止んだあたりで家を出てみると、庭木から落ちた枝葉で足許が覆われてしまっている。竹ぼうきで少し掃き清めてみましたが、濡れた状態では地面から剥がれないので、大きなものを避ける程度に留めました。
その後確認したところ、今日は家に置いてあった乗用車の屋根に幾つか凹みが出来ていましたが、被害としてはそれだけ。ご近所では商店街の幌に無数の穴が開いたそうですし、ロールスロイスがベコベコになる惨事も起きたらしいので、まあこのくらいで済んで幸いでした……バイクで出かけてなくて良かった……。
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