色々とトラブルがあったりして、今コマの午前十時の映画祭8上映作品を観るのが遅れてました。しかし明日には次の作品に切り替わってしまう。現在、いっぱいいっぱいのため映画もほぼ控えてますが、これだけは勘弁してもらおう、と朝からお出かけ。
いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、オードリー・ヘプバーンとウィリアム・ワイラー監督がみたび組んだ1966年作品、オードリー演じるヒロインが贋作で稼ぐ父の窮地を乗り切るために、初めての“泥棒”に挑むロマンチック・コメディ『おしゃれ泥棒』(20世紀フォックス初公開時配給)。
邦題通り、終始オシャレなトーンで描かれる、観ていて楽しい作品。既に30代半ばになり、『ローマの休日』よりも成熟した色香を漂わせつつもまだ無垢な雰囲気をたたえたオードリーの魅力が横溢する一方で、『アラビアのロレンス』とは対照的な軽妙さで物語を転がしていくピーター・オトゥールはじめ、お父様から警備主任と、ほとんどのキャラクターがいい味を出していて、細かに笑わせてくれる。サスペンス、と言うには緊張感が足りませんが、盗みのアイディアやちょっとした秘密の仕掛け、そして最後の機転に至るまで、ミステリ的な趣向においても楽しませてくれる。肩の凝らない、秀逸なエンタテインメントでした。
鑑賞後、どこで昼食を摂るか悩み、ウロウロしているうちに自宅付近まで来てしまい、もー地元のコンビニでいいか、と考えはじめたところで、空腹によりクラクラするレベルに達してしまったので、急遽自宅近くのラーメン屋の前に自転車を駐めて駆け込みました。ここは注文が出るのも早いので、こーいうときに助かります。
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