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今年7月リリース、『封印映像36』。を鑑賞しました。中学校時代の想い出に触れるイベントのはずが思わぬ怪奇現象に遭遇する“タイムカプセル”、久々に再会した友人のためにデリヘルを呼んだところとんでもない悲劇に発展する“指が好きな女”、友人の誕生日のお祝いをしていると不可思議な出来事が相次ぐ“シンクロニシティ”、ネットアイドルがライブで受け取った差し入れが招く災厄を描いた表題作の全4篇を収録。
このシリーズには、よそで見かけることのない、外国人の霊能力者ジョン・クロウというのが登場します。なんで英語でないと意思疎通の出来ない人が日本で仕事してるのよ、と思わなくもないのですが、妙な味があって嫌いではない。今回の“タイムカプセル”では、こういうキャラクターだからこそ可能な演出に貢献しているので、使い方としても間違ってはいない、と思う。
他にも“指が好きな女”のシチュエーションなど、細かな部分は評価出来るんですが、如何せん全般に肝心の映像で記録された怪奇現象がしょぼかったり不自然だったりしているうえ、最後の掘り下げが足りないので、全般にいまいち。なまじいいところもあるからこそもったいないと思わされてしまう……やっぱり今年は少々、数を出しすぎだったんじゃなかろうか、このシリーズ。
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