本日のお買い物

 8月末より、ジャッキー・チェンDVDコレクションと入れ替わりに刊行の始まった傑作カンフー映画ブルーレイコレクション、第2号は創刊号に続いてブルース・リー作品、日本人によって師を殺された武術家の復讐劇を描き、主演第1作『ドラゴン危機一発』を超えるヒットとなった第2作『ドラゴン 怒りの鉄拳』です。デアゴスティーニの定期購読は安定の前週金曜着が続いてます。

 不正確なうえ非道すぎる悪党として扱われる日本人像、いまいち筋の通らない脚本などなど、問題点も多々ありますが、しかしそれらを忘れさせるくらいにブルース・リーの魅力が横溢する作品です。

 私自身も何度か触れてますが、この作品にはジャッキー・チェンがスタントとして参加しているのみならず、ブルース・リーの早逝により後継者探しに躍起となっていたロー・ウェイ監督が周囲の勧めもあってジャッキーに着目、正統的続篇の主役として抜擢したことが、いちどは夢破れて香港を離れることになったジャッキーを呼び戻すきっかけとなった、という意味でも極めて重要な作品。未だにリーのあまりに早すぎる死は惜しまれますが、彼が生きていた場合、いい方向か悪い方向かは不明ですが、全世界の映画業界の様相がいまとはまるで違ったものになっていたはず。少なくとも、ジャッキー・スタイルのフォロワーがこれほど世界のアクション映画を席巻するほどになっていたかどうか。

 今回も、当時の香港映画において革新的であったリーのアクションを丁寧に紐解く冊子は読み応え充分です。とりわけ、毎号掲載予定となっている、ゆかりの地を訪ねるシリーズでは、実在する香港精武体育会の様子をレポートに触れていて、これが興味深い。冊子のためだけにでも買い続ける意義はあると思う。

 次号は、数多ある少林寺映画の中でも、ジェット・リーの『少林寺』とともに評価の高い『少林寺三十六房』。私は監督や出演者にあまり馴染みも思い入れもないのでスルーしていたため、接するのもこれが初めてになります……なるべく早く観ておこうかしら。届くの2週間後だけど。

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