- 出版社/メーカー: ブロードウェイ
- 発売日: 2019/08/03
- メディア: DVD
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今年ゆ月リリース『ほんとにあった!呪いのビデオ83』を鑑賞。海外旅行で利用した地下鉄の駅で記録された怪奇現象“地鉄”、通る旅に奇妙な気配を感じていたトンネルでの出来事“長いトンネル”、凄惨な拷問の様子を再現した彫刻を撮影した“不気味な彫刻”、前巻に続き怪奇現象の背景を追う長篇“続・静止する身体”など7編を収録。
長篇はさておき、個別の映像はどこかで観たことのある類の現象が多い。なので、出来るだけドキュメンタリー部分や解説で怖さを膨らませて欲しいんですけど、その意味ではやはりもうひとつ。もちろんこれでも、新興シリーズよりもレベルは高いんですけどね。
前巻に続いて追いかける長篇“静止する身体”はまあまあ面白い。関係者の協力が得られないがゆえに、現場の周りを巡ったり、映像を専門家らしきひとに確認してもらったり、と遠まわりしか出来ないのがもどかしいのですが、そのなかでも怪奇現象が起きて来るので、けっこう惹きつけられる。
個々の出来事はわりとパターンに収まってますし、呼び出した専門家がみーんな怪しげなのがちょっと気になりますが、次巻への引きが強烈なので、印象は悪くない。なるほどそういうわけか、と納得させつつ、クライマックスに向けて惹きつける、構成はなかなかだと思う。あとは、次巻でうまく決着させられるか、ですが……そこがいちばん心配かも。
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