『ひだまりスケッチ×365』7月7日、見ちゃダメ/7月8日、四人

 本日は七夕、だが、ひだまり荘のベストカップル(?)ヒロと沙英が仲違いしてしまった。原因はともかく、沙英は機嫌が悪いし、ヒロは鬱憤を暴飲暴食で晴らすため、あとのことを思うとゆのも宮子も気が気でない。

 楽しみにしていた回ではありますが、なんか1回目あたりを思い出させる実験的趣向の雨あられに軽く度胆を抜かれました。ちゃんと人物を描くところは描いて、それ以外は輪郭すら描かないモブキャラとか背景効果でひたすらごまかす。そしてBパート突入直後の和解のシーンで、アニメでは普通多用しないカメラの回転まで入れたりして徹底して作り込む。ああああ素敵だ、本当に素敵だ。

 しかし、本当に最終回間際だからなのか、いつもより過剰に動いてます。前回あたりまでは最小限に抑えていた、4人勢揃いのシーンの動画が異様に多い。むしろ少し動きすぎなくらいに。だがこの、時期を弁えた気合の入れ方がやっぱり快いのです。

 オリジナル部分の台詞が少々臭すぎるのが難ですが、四人の仲の良さははっきりと伝わってくるのでこれはこれで良し。気になっていた、夏目の動揺とゆのが本気で怒る部分もちゃんと力を入れて描いていたので、内容的には大満足でした。

 ……ところであの笹に下がっていた短冊、夏目の名前もあったんですけど……いつ書いたんだお前。あと四人がそれぞれ短冊を書いているシーン、沙英の背後に“ハッパフミフミ”って書き文字があったんですが、それはいったいどの世代を対象にしたギャグだ。

 シャフト作品ではお馴染みのエンドカード、今回は『さよなら絶望先生』の久米田康治が担当していたのですが、この人が描くとまるっきり『絶望先生』の登場人物です。うわーなんかこのひだまり荘は殺伐としてそう。

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