遂にセイルーンへと到達した魔獣ザナッファーとデュクリス。辛うじて追いついたリナたちが立ちはだかるが、何を思ったかデュクリスは一時撤退を選ぶ。リナたちが栄養補給に努めるあいだ、セイルーンの王宮では対策を協議するが、気弱な提案に終始する官僚たちに、ポコタは己の身分を明かして協力を求める……
いつもと微妙に違う絵柄で、角度の変化で絵の印象がぶれるのが気になりましたが、比較的動きの多い演出に対応しているのでけっこう好感は持てます。そしてBパートに入ると若干力が籠もったのに笑いました。さすがに配分は解っている。
ただ敵が強大すぎるため、話運びもちょっと強引かつ雑になっているのは否めません。ザナッファーの状態であるとか、結果としてこのシリーズらしくはなっているのですが、やっぱりそれだけに序盤のもたつきとか構成の甘さは気になるところです。
それにしても、長篇が終わってだいぶ経っているせいか、シルフィールが出て来たとき「あーこんなのもいたなあ」と妙な感慨に耽ってしまったり。
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