この日をひたすら待っていた。

　週末恒例の映画鑑賞。作品はもう迷うことなく決めてあったので、あとは劇場を何処にするかでした。雨が降った場合は銀座か六本木にするつもりでいましたが、昨晩で雨雲は過ぎ去り、朝には快晴となっていたので、一昨日に続いてバイクにて西新井へ。

　鑑賞したのは、今年のアカデミー賞での４部門受賞を始め、様々な映画賞を総ナメにしている、コーエン兄弟最新作にして最高傑作の誉れ高い重厚なノワール『ノーカントリー』(Paramount Pictures Japan×Showgate・配給)。いやもう、噂通りの大傑作でした。原作を完璧に消化して整理整頓し、その表現の迫力を見事に再現している。ハビエル・バルデムの存在感も驚異的で、大満足の１本でした――しかし如何せん暴力描写が強烈で、耐性のない観客には辛いと思うのですが、あまりに話題になってしまったせいで、本来こーいうのは観に来ないんじゃ、という感じの人も劇場にちらほら見えたのが気になりました。いいのかなー本当に。

　鑑賞後は例によって、近くにある行きつけの蕎麦屋にて昼食を摂って帰宅。今日はもうこの映画のことしか頭になかったので、買い物をしに行くとかはなから念頭にはありませんでした。……夕刻、bk1で注文したものがどさっと届いてしまったので、買い物報告自体は久々にたくさんあるんですけどね。