『ゴーストハント』File8　呪いの家＃３

　事態は依然として悪化の一途を辿っていた。取り憑いていた霊を祓えば記憶を失い、洞窟には行方をくらましていたナオの屍体が上がる。未だナルが眠りこける中、麻衣たちも奮闘するが……

　オープニングを排除し、心持ち尺を拡大しての激しすぎるクライマックス突入。これまでの悠長とさえ映る論理性は、この凄まじいばかりのオカルト描写を正当化するための伏線だった、という気がします。いきなりこの場面を見せられても胡散臭さしか感じられませんが、たっぷり語られたあとですから説得力が違う。作画のクオリティも上向いていて見応えに不足なし。

　次週は遂にシリーズ完結。漫画版がちゃんとこのクライマックスまで描いていたのか、相変わらず記憶は中途半端なまんまなんですが……とりあえずナルがちゃんと起きてくれるのを祈ろう。