このイベントの日は忙しい。

 当面週に1本観に行くのが精一杯なので、金曜日は作品選びが大変です。前日にざっと観たい作品をリストアップして、結果当日朝に決める、というのがほとんど。で、去年はなるべくその日封切りの作品から選ぶようにしていたのですが、だんだん「意地でも観ておきたい作品」に切り替わりつつあります。

 本日の作品も、その傾向を反映し、昨年12月16日封切りのちょっとしたロングランになっているもの。評判が良かったため、ずっと気になっていたのですが、今日は早めに家に戻りたい、という予定に合わせた結果、これを選ぶことになりました。フランス警視庁を舞台に、長年の旧友であった警官ふたりが憎み合うようになる様を、スタイリッシュながら迫真の筆致で描いたあるいは裏切りという名の犬』(Asmik Ace・配給)。昨今の新作ラッシュのなかで2ヶ月保ち、しかもモーニングショーというかたちでなおも継続しているあたりから明白なとおり、見事な仕上がり。映像良し演出良し脚本良し、俳優とキャラクター造型もしっかりしていて、スタイリッシュでありながらリアルで重厚感のあるサスペンス――というよりもやはり敬意を表して“ノワール”と呼ぶべきでしょうか、ともあれ上質の映画に仕上がってました。これだけ評判になっていていまさら私が言うまでもないでしょうが、それでももうひとつ太鼓判を押させていただきましょう。小見出しの通り、

 本日はこのあと予定があり、出来ればそれまでに仕上げたいとは思いつつもやっぱり間に合わなかったので、感想は明日以降、このへんにアップいたします。……今回、mixi用のラフな感想を長々と書きすぎたのが災いしました。

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