バーサークするがために、ルチアたちに雇われ魔人狩りの仕事を手伝わされているスミレ。精神的負担にたまりかねて、スミレはルチア達の居所を飛び出し、かつて暮らしていた寮に駆け込む。だが、一般人には見えない魔人を見る能力のあるスミレは、厭でも彼らを意識せざるを得ず……
2話目にして作画が全般に微妙。基本が簡略化したデザインなので目立ちにくいんですが、しかしどうも違和感があるのです。
酷いのは戦闘開始以降。昼休みにしてはやたらと人気のない廊下、距離感が乏しく動きの雑なヴァイアラスの姿は臨場感にも迫力にも欠いて終始間抜けです。そもそもヴァイアラスのデザイン自体が今回、非常に詰まらない。こういう怪奇ものは敵のデザインこそ重要なのに、第2話にしてこの情けなさって何だ。
だいたい、スミレのあの行動がほとんど衆目を引かないというのはおかしすぎるでしょう。校内で拳銃振りまわしてる生徒がいたら問題視されるのは必定です。周囲がまったく気づかない、というそれだけで世界観の底の浅さを露呈している。当面スミレの気持ちの支えとなると思しい新人物の出し方も唐突で不自然だし、作画レベル以上に脚本が緩い。
このあたりの展開が原作通りなのかは解りませんが、原作通りだとしたら修正しないのは手抜かり、原作から歪めてこれだとしたら目も当てられない。まだ2話目ですが、正直これは駄目っぽいなあ。テーマとしては嫌いじゃないので、5話目くらいまでは付き合うつもりですが……。
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