『武装錬金』第12話 カーニバル

 桜花の武装錬金エンゼル御前の情報によって、LXEの拠点が判明する。“裏切りの戦士”が覚醒する前に始末をつけねばならないとキャプテンブラボーは判断、カズキ・斗貴子の三名で突入を決める。同じころ、LXEの首領ドクトル・バタフライも新たな動きに出ていた……。

 早坂姉弟編が終わって急展開――というわけでもないか。展開が早いのはいつものことだ。毎度ながら普通のアニメなら2話は費やすだろう話をえらい勢いで詰め込んでいて楽しいったらありません。LXEとの戦端を開くここのエピソードの見せ場である、カズキ・斗貴子さん・ブラボーの意味のない決めポーズも呼吸よく描いていて好感触。

 そして後半の熱さがまた素晴らしい。ちょっと台詞の構成があざとすぎますが、このくらいやっても不自然でない勢いの付け方。カズキの友人三人組からエンゼル御前、そしてまひろたちへの流れが次回への繋ぎを最高のカタルシスで彩ることに成功している。ちーちんとさーちゃんの作画とかが若干崩れてましたが、リズムが巧みすぎてもうまったく気にならない。いいぞー。

 で来週は、年越し前に一区切りつけるつもりなのか、1時間スペシャルだそーです。嬉しいといや嬉しいが……もの凄い疲れそうなんですが。

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