とある学校で生徒宛に、地獄通信を標榜するサイトを紹介したメールがばらまかれた。恨みの対象は常に馬場翔子という、嫌われた女性教師。後刻、馬場の名前を記して返信した生徒を列記した告発文が校内に掲示され、ひとりの女子生徒が主犯として処分を受けるが……
何故かオープニングから水着姿の骨女(……響きが微妙だ)、いつもと違って衿の赤いセーラー服を着たあい、ついでに輪入道に湿布を貼ってもらって身悶えしている骨女、とか、前回が抑えめだった反動かやたらとサービスっぽい描写が盛り沢山です。もう本編の流れを無視してあいと三藁のやり取りが無性に楽しかった。
しかしいまいち理解が出来ないのが、ネットを利用できるほど高度な能力を備えたあいたちが、偽の地獄通信サイトを製作した人間をすぐに割り出せないということ。本来のネットワークの能力を超えた反応が出来るんですから、メールの動きを観察するぐらい簡単でしょうに。
そして今日日のネットに馴染んだ少年少女たちが、あんな見え見えの罠に引っかかるのが解らない。呪う相手の名前は本物を書いたとしても、自分の名前はハンドルとか偽名を用意するだろうに。翻ってパソコンが得意という教師たちがひとりの生徒を割り出した方法も、学校のサーバとアドレスなんてその気になれば別人が幾らでも利用できそうなものを“証拠”として生徒を処分しようとする浅はかさも微妙。ここは駄目教師の巣窟か。
ですが今回、狙いは非常に良かった。ギリギリまで判明しない主犯、動機の設定、結末のツイスト。30分のあいだにこのシリーズの設定ならではの趣向を限界まで盛り込んで、意外性と珍しく快い余韻を残すことに成功している。細部の詰めの甘さは相変わらずとはいえ、シリーズのなかでは出色の出来だったと思います。……とは言い条、第1シリーズの時点でこのくらいのクオリティで安定させて欲しかったんですけどね、正直に言って。この境地に達するまで30話近くかかるとは思ってなかったわ。
どうでもいいことですが、木村まどか*1が出ているとそれだけで妙に嬉しい自分がいたりする。……なんとなく、頑張っている娘を眺めている心境?
コメント
惜しむらくは、閻魔あいのスク水が無かったことです(´Д`)
沐浴は映させるのに水着がどうして駄目なのか小一時間問い詰めたいところです。……どういうレスだこれは。