朋美は、初めて心を許した相手・獠が新宿において都市伝説的に語り継がれるシティーハンターであると知らされる――が、馬鹿馬鹿しいと信用しなかった。しかし、間もなく朋美は獠と浅からぬ因縁のある楊芳玉に攫われ、思わぬかたちで彼のいる世界の異様さを悟らされる……
作画・演出ともにどーしようもないレベルです。コメディに出来る場面で工夫をまるで凝らしていないのでメリハリがなく演出的な見せどころを失い、作画のほうはもー専門学校レベル、と言っては専門学校生に悪いくらい。前半における獠なんかどう見ても別の人だよー。映像で表現できるところをナレーションで補ってしまうという稚拙なやり方もそろそろ控えてもらえんもんか。そのせいで作画が怠けている嫌いもあるように思われます。
内容的には原作をなぞっているので、構成は悪くない。朋美という、マスコミの世界に身を置く女性が、まったく自分の価値観と交わらない獠や香瑩の世界に触れることで自分の立ち位置を再認識する、という組み立てはよく出来ているのです。だからこそ、まったく活かせていない演出にひたすら苛々しました。
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