『カサノバ』監督:ラッセ・ハルストレム/主演:ヒース・レジャー/配給:BUENA VISTA INTERNATIONAL(JAPAN) cinema 2006.06.13 感想脱稿いたしました。「テーブルの下で暴れないでください。」からどうぞ。あれ、きっと痛かったと思う。下にいる人も外にいる人も。
コメント
ええとね、このストーリーはオリジナルのようですが「カザノヴァ回想録」にあるエピソードの馬鹿馬鹿しさはわりとこのあたりとどっこいどっこいではないかと。(そも「回想録」が史実だという証拠もないけど)その点でも、史実ではないけど原作の味を生かした映画化であると言えましょう。
回想録らしきものはプロローグで利用していましたね。この話を敷衍したら多分そうとう馬鹿馬鹿しい内容だろう、と想像もつくので、やっぱりカサノバという人物の個性はよく押さえた作品になっているのではないかと。
昨日たまたま主演のヒース・レジャーがこの映画について語っている映像を目にしたのですが、「本格的な歴史ものではなく、コメディだったから引き受けた」という趣旨の話をしていました。なるほど。
見てきましたがあのテーブルの一幕、あのぶたさんはどうしたんでしょうねえ。最初から一緒に入ってたのか、通りかかったのをとっつかまえて押し出したのか。ぶためーわく。
ちなみにラード商人パプリッツィオはジェノヴァ人っす。言葉が同じで普通に行き来してても、町ごとに意識が違ったりするわけですね。
あの後ブタさんブームが続いたのかもちょっと心配です。ブームが終ったらどうするんだろう。
パプリッツィオは字幕のどこかで“ギリシャ”と読んだ覚えがあるのでそう書いていたのですが――ああそうだ、パンフレットを買ってこなければ。後日自分でも再確認してみます。