あやかし列車の行程も間もなく終点。他のあやかし列車との競争にも打ち勝ってようやく終着駅にたどり着いた三志郎たちだったが、あやかし列車最後のげえむは、同乗者同士による対撃であった。それまで旅を共にしてきた仲間との戦いに三志郎は躊躇するが……
シリーズ中で初めてまともに対撃で魅せようとして、その点は認めるのですが、相変わらず勝敗の基準が解りません。同じような行程を辿ってるんですから、他の列車に乗っているぷれいやーも撃符の水準は似たようなものだろうに、あっさり三志郎たちが勝ってしまっているし。最後の仲間同士の対撃にしても、負けを認めたら終り、みたいな雰囲気しか伝わってこなくて、なら根性で抜きん出た三志郎が勝つのは自明としか思えず、お陰で緊迫感なし。ペナルティが毎回“ふりだしに戻る”しかないのもどうだろう。今回は撃盤の召喚速度が遅くなる、という特殊なペナルティもありましたが、それをやると多分他の仲間たちと再度合流するのにも時間がかかってしまうわけで……なんか、細かなところで思慮の浅さが見え隠れする。
さりげなく“わいら”なんてマニアックな妖怪を封じた撃符が出て来たり、その辺の擽りはきらいではないのですが、内容的にはもーほとんど見放している状況です。無理に見続けるほどのものではない。子供向けに、カードゲームとのタイアップで作るにしても、もう少し話は練ってほしいところです。
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