異様なハイテンションで描かれる、映画以外の手法では演じ得ないミュージカル『ムーランルージュ!』のサントラより、ファットボーイ・スリムが提供した曲を。実在のムーランルージュの代名詞とされるカンカンを描く場面に流れるのですが、いったいどこをどうアレンジしたらこうなるのか、というぐらいにテクノ化しております。ノーマン・クックならではのリズムをふんだんに用いた音は、全篇異様なテンションの高さを保つ映画のなかでも、頭の血管が切れそうになるくらい強烈でした。ちなみにDVDの映像特典では同じ場面の別ヴァージョンが収録されてますが、こっちの迫力も尋常でなく、あの手の特典としては珍しく何度も観てしまってます私。
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