本日の見出し

ザ・サウンド・オブ・サマー・ランニング

 そろそろ暑さも収まる気配を見せつつあるので、それっぽいタイトルを引っ張ってみました。ジャズ・ベーシストのマーク・ジョンソンのリーダー作ですが、それ以上にパット・メセニービル・フリゼールという方向性の異なるギタリストが共演したという意味で貴重なアルバムである『The Sound of Summer Running』より。ギタリストふたりはじめ参加者のほとんどが楽曲を提供、いずれも癖があるアーティスト揃いのはずなのに、不思議なほど取っつきやすく聴き心地の良い曲が集まったという点でも優れた一枚です。ほぼ表題曲ともいえるこの曲は、疾走感と透明感とが共存し、アルバム全体の印象をも象徴して秀逸。

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