迷いに迷って、ブルー・ジョン・キャニオンへ。

 このところ土曜日は毎週のようにイベント上映があったり、かと思うと陽気がいまひとつだったりスケジュールの都合が悪かったり、でなかなか封切り作品が鑑賞できなくなっていました。しかし今週は、今月の最重要イベント『美女と探偵』のトークイベントが日曜日の開催となり、他にこれといってイベントの予定もないので、久々に封切り当日に鑑賞できる。

 ――が、そういう日に限って、観たい作品がやたら多い。細かく情報をチェックして、興味を惹かれた作品には早いうちから目をつけておくのですが、そうして拾った作品のうち何と4つが今日一斉に封切り。優先順位をつけることも難しいぐらい気になる作品ばかり故、先週あたりからずーっと悩んでいた、のはTwitterでの発言をご覧になっても解るかと思います。

 結局、最寄り駅の改札を通ったあとでさえ、まだ悩んでいました。

 とりあえず、1本は出来れば午前十時の映画祭鑑賞のついでに鑑賞することにして先送り。もう1本は悩んでいるうちに、初回上映に間に合わない時間になってしまったので必然的に後回し。残る2本のうち、1本は世間的にも知名度の高い話題作なのでしばらく上映は続きそうだけど、もうひとつは少々マニアックなので、油断していると知らぬ間に終わっている可能性が高い――改札をくぐってからそう考えて、上映館のある土地へと向かうホームまで1度は降りていったのですが、やたら学生の姿が多くみょーに鬱陶しくなってしまい、急いで階段を戻り、別のホームへ。詰まるところ、最後の最後に決め手になったのは、電車の混雑状況だったというわけです――昼頃から雨が降り始める、という予報を聞いていなかったら、きっと結論は違っていました。

 というわけで訪れたのはTOHOシネマズシャンテ。近くのみゆき座にはほぼ毎週のように通っているのにこちらは実に4ヶ月ぶりです……本当に封切り作品がチェックしきれないのが狂おしい。

 作品は、ダニー・ボイル監督最新作、実話をもとにした極限のひとり芝居127時間』(20世紀フォックス×GAGA配給)。普通に考えたら、そう簡単には上映終了にならないはずなので、後回しでもいいか、と思ったのですが、万一満席になっていたとしても、近くの劇場で他に観たい作品もかかっていることだし――ということでこれを選択。幸い、かなり早めに現地入りしたので、問題なく席が取れました。出来のほうは、言うまでもなく傑作。この話をダニー・ボイル監督が映像化する、と聞いたときは若干違和感を覚えたのですが、実際に観るとむしろ非常に彼らしい選択でした。詳しくはこのあとすぐ。

 鑑賞後はまっすぐ帰宅。……それにしても、天気予報では昼頃からぽつぽつと来る、と言っていたから電車を利用したのに、実際には夕方ぐらいまで保ってしまった。もし思い切って自転車で出かけていたら、たぶん別の作品観てただろうなー……。

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