|
夕方になってもまだ眼の調子が戻らない(左目だけでなく右目にも診察用の目薬点したから)ので、書き物をする気にならず、観たいテレビもないので、ほったらかしになっていたブルーレイを1枚消化しました。1990年発表、ベトナム帰還兵の経験する異様な出来事の数々をホラー的なアプローチで描いたサスペンス。劇場公開当時に気になっていたので、たまたまリリースに気づいたブルーレイを押さえていたものです。
さすがに公開当時に鑑賞してたらピンと来なかった気がする。着想はごくシンプルなんですが、それを彩るための悪夢的モチーフと救済のイメージの醸成が実に巧い。変に芸術ぶったり哲学ぶったりせず、ホラーやサスペンスの手法で画面や物語を構成しているので、「何だこれは」と困惑させられつつも引っ張られる。細かな描写の意味深さもあって、いまごろあえてブルーレイが発売されるのもちょっと納得。少しクセになる内容です。中身を完全に理解してたら買ったかどうか解りませんが、手許にあるとときどき観てしまいそうだ。
コメント