今年も可能ならリアルタイムで結果を更新する戯れに興じるつもりですので、また候補作のリストをアップするつもりですが、今夜はちょっと作業を優先したいので明日以降に。
とりあえずごく大雑把に所感を記せば――『ゴーン・ガール』があんまり採り上げられなかったのが合点がいかない。疑うべくもなくフィンチャー監督最高傑作であり歴史的傑作だと思うんですが。確かに毒も濃いけど、こういう作品はもっと評価されていいのではなかろうか。せめて、候補に挙がることは一切疑ってなかったロザムンド・パイクが主演女優賞を獲得してくれることを願いたい。
『ゴーン・ガール』が候補から外れてしまうと、正直個人的には関心がちょっと薄れます……が、前々から好きだったウェス・アンダーソン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、そしてリチャード・リンクレイターが揃って作品賞&監督部門候補に挙がっているのは嬉しい。この辺の誰かが獲ってくれると、デヴィッド・フィンチャー監督が外された悔しさもちょっとは晴れそうだ。
また、劇場で鑑賞したときから“傑作だ”と思っていた『かぐや姫の物語』が長編アニメーション部門で候補になったのも嬉しいところ。最近はディズニーやドリームワークスの3DCG作品ばかりが獲っているので、デジタルを用いながらもアナログに近い思考で構築されたこういう作品が獲ってくれると、アニメーション部門に生まれつつある閉塞感を打破してくれそうなんですが。
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