- 『鑑定士と顔のない依頼人』(GAGA[発売]/Happinet[販売]/Blu-ray Disc) [amazon|DVD Video:amazon]
- 『ジャッキー・チェンDVDコレクション第12号 レッド・ブロンクス』(DeAGOSTINI) [amazon]
両方ともきのう届いていたもの。1は昨年、映画祭で鑑賞して惚れ込み、今年の劇場公開に際してちゃんともういちど観るつもりが、色々あって機を逃してしまいました。でもこれなら買っておいても損はない、と思い、ブルーレイ版を注文しておいたのです。発想はシンプル、しかしその見せ方で恐ろしい奥行きを生み出した傑作、まだ観ていない方は是非。
例によって発売3日前に到着したジャッキー・チェンDVDコレクション最新巻は、遂に来た、私にとって未鑑賞――というわけではないはずですが、映画道楽が高じてからはまだちゃんと観ていなかったので愉しみにしておりました。
で、勢い余って、昨晩のうちに全篇観てしまいました……だってやっぱり面白いんだもの。プロットの考え方はハリウッド初進出作『バトルクリーク・ブロー』とそんなに違っていない、しかしジャッキー自身のスタンス、押さえるべき部分をきちんと押さえるだけで、こんなに面白さが違うものか、と感心してしまう。香港時代の作品と比べるとユーモアはかなり抑えめ、序盤はジャッキーが痛々しくさえありますが、それも彼が自分のスタイルとハリウッドでの観客層とをきちんと考慮したが故でしょう。自分を殺すのではなく、活かすことを選んだからこそ成功に辿り着いた。私には納得の出来でした。そんなファンの戯れ言なんか無視しても、クライマックスの水上スキーとホバークラフトのくだりだけで充分魅せられるはずですけどね。
コメント