本日は月にいちどの眼科定期診察。先月から時間帯を午前中にしてもらったので、散瞳薬を差しても午後にはある程度もとに戻っていますから、映画鑑賞にあまり差し障りはない……はず。そのつもりで、ハシゴを念頭にスケジュールを組んでいました。
が、いざ今日が近づいてみたら、文字通り不穏な雲行き。予報では今日中の雨はなさそうですが、空気が湿っぽくどうにも危うい。結果、ハシゴの予定を削り、1本だけに絞って早めに帰宅することにしました。
訪れたのは先週金曜日に続いてTOHOシネマズ日本橋。鑑賞したのは、『劔岳 点の記』の木村大作監督の新作、標高3000メートルにある山小屋を支えるひとびとの姿を穏やかに描いた『春を背負って』(東宝配給)。
正直に言えば、シナリオや演出にはかなーり不満のある仕上がり。筋がシンプルなのは構わないんですが、それを活かすための配慮がどうも乏しい印象。ただ、裏切りのない物語は快く、それを包みこむような自然の美しさは大スクリーンで堪能するだけの甲斐はあります。……でも木村監督、こんど撮るときは、シナリオは信頼できる別の方に委ねることをお薦めしたい。
劇場を出ると、まだ降りそうな雰囲気でもなかったのですが、帰りの時間を報告してありますし、やっぱり万一にでも降られると悲しい――何より、2本目に考えていたのは有楽町方面で、ちょこっとですが自宅から離れてしまうので、濡れる危険は大きくなる。というわけで大人しく帰宅……したのに途中でパトカーに職務質問を受ける羽目になって時間を取られてしまいましたけど。
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