レンタルDVD鑑賞日記その392。

 私にとっては最近のものでは珍しく好感度の高いシリーズ5作目。

 このシリーズとしてはちょっと低調、という印象もあるんですが、前に見た怪奇ドキュメンタリーが駄目すぎたせいで、これでも充分すぎる満足感がある。親しみやすい専門家のひとに頼りすぎだろ、とか演出補の張り切りが空回りしてません? なんてのはむしろ愛嬌だ。

 しかしこのシリーズの面白いところは、映像の出来映え以上に、ドキュメンタリーとしての切り口で魅せていることでしょう。長めのネタはほとんど、何の解決もしていないんですが、そこで止まる、踏み込めないからこその薄気味悪さが秀逸です。それってアリか、と眼を疑うような『肝試し』なんて、この手のドキュメンタリーとしてはけっこう勇気のある挑戦だと思う――同時に、タブーに踏み込んだな、という気もしますが。

 何にしても、現時点では追い続ける甲斐のある面白さを保ってます。この調子でお願いします。

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