クリント・イーストウッド関連作渉猟、今回は1977年の作品です。簡単な証人護送の任務のはずが、命を狙われる羽目になった刑事の逃避行を描いたサスペンス・アクション。
題名のもとになっているクライマックスのくだりを見せたいがために作られた映画と捉えて良さそうです。どうにか話をあそこまで持ち込むよう必死に構成してますがそれでも無茶が際立ってます。しかし、意外といい味を出しているソンドラ・ロックとの風情のある駆け引きや、中盤のバイク対ヘリの追跡劇など、過程も充分に見応えあり。渋みを増した『アウトロー』に対し、今回は娯楽に徹した1本と言えそう。
次は『ダーティファイター』の予定です。ひととおり観終わったら『グラン・トリノ』を再鑑賞してその価値を確かめるのが目標ですが、まだまだ先は長い。
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