多忙、かつイベントが多かったため、月額レンタルで届いていたもののなかなか観られなかったこれをよーやく鑑賞しました。久々のイーストウッド渉猟、1976年に自ら監督した西部劇です。
……遂に、現在に繋がるイーストウッド監督のスタイルが確立した、という感じ。既に随所で片鱗は覗かせていましたが、これは最近の作品と比較してもさほど違和感がないくらいに完成されている。そして、設定や展開に無数のひねりを施しているのに、トータルでは見事な西部劇に仕上がっている、という手腕に脱帽。もともと、この頃の作品群で特に評価が高いことを知っていたので、腰を据えてじっくり鑑賞したい、と宿題にしておいたのですが、なるほど素晴らしすぎる1本でした。午前十時の映画祭で、西部劇の名作にも多数触れてきましたが、それらと並べても遜色のない傑作。
次は『ガントレット』の予定です。このあとしばらく、店舗では在庫のない作品がぽつぽつとあるので、月額レンタルに頼る可能性が高く、それ故いつ観るのかよく解りません。まあ焦るまい。
コメント